まだ月間走行距離で考えてる?週間走行距離で練習を管理すべき理由

ランニングの科学

市民ランナーの大半は「月間走行距離」これに囚われがちです。

なぜ月間走行距離で考えているのか、それは「区切りが良くてわかりやすいから」というのが大半でしょう。

しかし、月間よりも週間で練習を管理する方が効率的ですし、スパンが短いゆえにメリットも多くあります。

筆者からすると月間という28日間の時もあれば、31日間の時もある不定のスパンで走行距離に一喜一憂する意味がわかりません。理系的な視点だとバラバラの前提条件で実験を行なってデータを得られたとしても、そんなデータは当てになりません。もう小保方晴子待ったなし。『STAP細胞はありますぅっ!』って叫ばないといけないレベル。ということは月間走行距離で練習を管理しているランナーは等しく小保方。会見しないように週間で練習を管理しましょう。

冗談はおいといて、週間で練習を管理すべき理由をランニングを科学しながら解説していきましょう。

市民ランナーはなぜ月間走行距離で練習を管理するのか?

日本の多くの市民ランナーは練習管理、つまり走行距離を月間で算出します。

「今月は300km走った!」

といった具合にです。

でも海外では週間で練習を管理することが基本です。

それはメリットがあるため、そういった手法をとっているわけです。

市民ランナーが月間走行距離で練習を管理する原因とメリット

月間走行距離であれば、”開始と終了”がわかりやすく、脳死で管理しやすいというメリット(原因)があります。

そのため、多くのランナーは月間で走行距離を管理します。

また、昔から月間で走行距離を管理するという風習があるため、それが今も残っているのも原因でしょう。

  • 走行距離算出の”開始と終了”が分かりやすいから
  • 昔から月間走行距離で管理していたから

以上が多くの市民ランナーが月間走行距離で練習を管理する理由です。

ですが、これらはデメリットでもあります。

月間走行距離で練習を管理するデメリット

はじめに月間走行距離で練習を管理するデメリットの結論です。

月間走行距離管理のデメリット
  • 月によって日数が変わる
  • 練習に対するフィードバックとその実施が年に12回しかない
  • モチベーション維持が難しい

月によって日数が変わる

当たり前のことですが、月によって日数が変わります。

最短で27日、最長で31日です。

なのに、月間走行距離で練習を管理しても結果にばらつきが出てしまいます。

そのため月間走行距離で一喜一憂するのは馬鹿らしいとも言えます。

「2月は走行距離が250kmだった・・・。1月は300kmだったのに・・・」

と言うようなことを考えてしまうのであればなおさらです。

フィードバックが年に12回のみ

練習をして、そのフィードバックを次の練習に活かして、練習内容を考え、また練習する。

「練習→フィードバック→改善点を洗い出す→練習内容改善→実施」

この練習のサイクルが重要です。

それが年に12回しかないと考えると、かなりの弱みになります。

週間走行距離で練習を管理するべき理由

それでは月間走行距離のメリットとデメリットを解説したところで、「週間走行距離で練習を管理するべき理由」を解説していきます。

週間走行距離で練習を管理するべき理由とメリット

まず週間走行距離で練習を管理するべき結論から。

  • 1週間が必ず7日で変動がない
  • フィードバックがより多く取れる
  • 練習計画を立てやすく、遂行しやすい

1週間が必ず7日で変動がない

当たり前のことですが、1週間が必ず7日で、1ヶ月と違って変動がありません。

なので、データにバラつきがでません。

過去を振り返って、どの週と比較しても、日数を考慮する必要がないのです。

管理がしやすく、比較もできるという点から、月間走行距離よりも優れていると言えます。

フィードバックがより多く取れる

週間走行距離で練習を管理すると、月間に比べて約4倍のフィードバックを行えます。

つまり「練習内容の修正や頻度を改善できる回数が多い」ということになります。

月間よりも4倍強く速くなれるチャンスが出てくるということです。

練習計画を立てやすく、遂行しやすい

7日間という短いスパンであれば、練習計画を立てやすく、それを遂行しやすいというメリットがあります。

月間の約30日分は練習計画を立てても、それを遂行することは非常に困難です。

しかし、1週間の7日間であれば、その時の調子や予定に応じて練習計画を立てることができ、7日間という短い期間なので、計画通りに練習を遂行することが容易です。

週間走行距離で練習を管理するデメリット

週間走行距離で練習をするデメリットは以下です。

週間走行距離で練習を管理するデメリット
  • 記録の頻度が多い
  • 練習内容を考える頻度が多い

記録の頻度が多い

走行距離を記録する頻度が多くなるのが、最大のデメリットかと思います。

毎週どれくらい走ったかを確認するのは、面倒と感じる人もいるでしょう。

しかし、GPSランニングウォッチとアプリを活用することで、自動的に走行距離を管理できます。

Stravaというアプリとそれに対応しているGPSランニングウォッチがあれば可能です。

あるものを使えば、デメリットも解消できます。

練習内容を考える頻度が多い

毎週毎週、フィードバックから得た改善点や調子に基づいて練習内容を考える必要があります。

「強くなりたい」「速くなりたい」という意思がないとこの作業は面倒この上ないと思います。

しかし、「週間で練習を管理している=モチベーションが高いランナー」なので、そもそも週間で練習を管理している、しようと思う時点で、練習内容を考えるのはそこまで苦ではないかと思います。

強くなりたい・速くなりたいなら週間で走行距離を管理するべき【まとめ】

週間と月間の練習管理を比較しましたが、最後に要点をまとめておきましょう。

週間と月間の比較
月間週間
日数変動があり管理しにくい必ず7日間
フィードバック年に12回のみ年に約50回
計画と遂行遂行しにくい練習と計画
モチベーション維持しにくい維持しやすい
横にスクロールできます。

今回解説したことを踏まえて、あなたを月間と週間どちらで練習を管理しますか?

自分に合った練習管理方法を探していきましょう。

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