ランニングウォッチとしてApple Watch Ultraを使ったら快適すぎた話

ガジェット

ガチ市民ランナーのランニングウォッチといえば、「Garmin」「Coros」あたりが大半のシェアを占めていると思います。

筆者も以前までGarminを使用していましたが、Apple Watch Ultraの発売日から1年2ヶ月使用してきました。

今回はその経験を踏まえた話をしていきます。

ぜひ結論まで見ていってください。

そもそもApple Watch Ultraって?

「そもそもApple Watch Ultraって何?」という方に向けてです。

ガジェットが好きだとどんな製品が合って、どんなバリエーションで展開されているかは知っていて当たり前なんですが、筆者の周りには「その時計何?」と聞いてくる方が多く、知らない人の方が多数派なんだなと痛感しました。

余談は置いておいて、Appe Watch Ultraとは「Apple Watchをより強靭でアウトドア向け」にしたスマートウォッチです。

ワークアウトの機能が増加したり、バッテリー持ちが上がったり、画面がゴリラガラスになったり、随所にアップデートが見られます。

ようはApple Watchをアウトドアに特化させたというだけです。

ちなみに執筆時点では、Apple Watch Ultra 2が発売されています。

なぜApple Watch Ultraをランニングウォッチとして使おうと思ったのか

筆者がApple Watch Ultraを使おうと思った理由は以下の通りです。

  • プライベートの時計とランニングウォッチを分けるのが面倒だから
  • 画面輝度が高いランニングウォッチが使いたかった
  • バンドを気軽に変更できるランニングウォッチが使いたかったから
  • Garminのスマホアプリがカスだから

それでは一つずつ理由について解説していきます。

プライベートの時計とランニングウォッチを分けるのが面倒

筆者は常々感じていました。

仕事の時やプライベートで遊ぶ時、そして走る時で都度ランニングウォッチを変更するのが面倒だと。

「いやいや、仕事でもプライベートでもGarmin付けとけばええやん」そう思う方もいるかもしれません。

しかし、Garminのランニングウォッチは「フォーマルな場面では微妙」なんです。

どことなくチープさが拭えないというか、おしゃれに目覚めた中学生、高校生が付けている時計感が半端ないのです。(これは筆者個人の感じ方なので、否定するつもりはありません。)

そのため、筆者はプライベートでは通常の時計を走る時はGarminをという具合に付け替えていました。

プライベートで外に出て、その足で走る時はGarminを持ち運んでいました。逆も然りです。

その煩わしさに嫌気がさして、どちらでもいい感じに使える時計があればいいと思い、Apple Watch Ultraを使用し始めました。

画面輝度が高いランニングウォッチを使いたかった

Garminの画面輝度は非常に低いです。

強い太陽光の元やサングラス越しでは見にくいことが多々あり、夜走る時は画面点灯が貧弱すぎて、ラップが見にくかったのです。

ちなみに筆者はforeathlete 245 musicを使用していました。そこまでチープな機種ではなかったはずなんですが、表示画面の輝度が弱かったです。

バンドを気軽に変更できるランニングウォッチが使いたかった

ランナーのほとんどってGarminに初期から付属しているバンドを数年間ずっと使い続けますよね?

筆者はそれが非常に気持ち悪かったんです。なんと言っても不潔。

他人が時計を外した時、バンドの内側に垢が溜まっていたら発狂もんです。

走ったあとはサングラスと時計のバンドを毎回洗う筆者にとっては、考えられませんでした。

なので、気軽にバンドを付け替えられるようにしたかったんです。

Apple Watch Ultraに変えてからは3ヶ月に一回はバンドを変えてます。というかバンドを日によって使い分けています。

洗って乾かしている間は別のバンドを使うという感じです。古くなったバンドは捨てます。

Garminのスマホアプリがカスだから

Garminから脱却したかったのは、これが最も大きい要因かもしれません。

Garminのスマホアプリは本当に使いにくい。

操作性などは慣れればいいんですが、データの抽出やエクスポートが難しいのが難点。

そしてなんと言っても時計との接続問題。

これは端末側のOSバージョンも関係していると思いますが、時たま接続が切れて、再接続することが本当に多かったです。その再接続も数分かかるし・・・という感じでした。

また、音楽アプリとの連携もカスでした。1ヶ月に一回手動でライセンス更新を行う必要があり、更新処理もかなり時間がかかるという。

筆者はジョグ時は毎回音楽を聴きながら走るため、走り始める前に音楽を再生しようとして、ライセンス切れの画面が出て何回イライラしたことか。

ライセンス更新くらいバックグラウンドで自動処理しろ。って思いましたよね。

ガチ市民ランナーがApple Watch Ultraを1年使ってどうだったか?

ここまでGarminの愚痴でしたが、じゃあ実際にApple Watch Ultraに乗り換えてどう変わったかを解説していきましょう。

結論から言うと、Garminの時感じていた不満は全て解消されました。

まずはApple Wach Ultraを使用して、感じたメリットとデメリットをまとめましょう。

Apple Watch Ultraを使用するメリット

  • 時計を付け替える必要がなくなった
  • アプリを入れることができる
  • 心電図を測定できる
  • ランニングデータが高精度
  • ランニングパワーが計れる
  • GPSの捕捉を待たなくていい
  • ラップボタンが大きくて押しやすい

Apple Watch Ultraを使用するデメリット

  • 重い
  • バッテリー持ちが微妙
  • ワークアウトをスタートできないことがある

GPSの測位を待たなくて良いのが快適

GarminなどのGPSウォッチはGPSが捕捉されるまで待つ必要がありますが、Apple Watch Ultraはそうではありません。

ボタンを押した瞬間からGPS測位が開始されます。

これがかなり快適です。

外に出て、GPS捕捉を待つ意味のない時間から解放されました。

ランニングパワーが測定できる

ランニングパワーが計測できるのはGarminやCOROSの中でもハイエンドモデルだけだと思います。

それはApple Watch Ultraも同じですが、ランニングパワーが測定できます。

練習の強度を見るために、ランニングパワーは非常に重要なデータなので重宝しています。

重い

最大のデメリットは重いことでしょう。

Apple Watch UltraにはGarminの2倍の重さがあります。

Garminと持ち比べるとその差は歴然です。

ただ、筆者はそれで腕が疲れるとか、異物感があるとは全く感じていません。

バッテリー持ちが微妙

1日2回練習をする筆者の使い方では2日しかバッテリーが持ちません。

練習をしない一般人的な使い方だと4日と少しバッテリーが持ちました。

ただ充電も急速なので、充電し忘れて使えなかった・・・ということは今までありません。

ワークアウトをスタートできないことがある

これは何かしらのバグだと思いますが、「よしスタート!」と思ってワークアウトをスタートし、スタート画面が表示されたのに、計測が開始されていないということが数回発生しています。

大事なレースや練習で発生していないので、まあよしとしていますが、レースで発生したら発狂もんです。

結論

結論としては、「Apple Watch Ultra」がランニングウォッチとしても、スマートウォッチとしても万能ということです。

使った方がいい!と言いたいところですが、気軽におすすめできる金額ではないので、あくまで選択肢としてのおすすめ止まりです。

逆に言えば、懸念点が金額だけなので、お金があれば買って後悔することはないと思います。

余談ですが、最近駒沢大学の選手や田澤廉選手もApple Watch Ultraを着用しています。トップランナーに使用されているということは、それだけ理由があるのでしょうし、実際に筆者が使っていてかなり好感触なのも頷けます。

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