TrailLinkのコンセプト
「トレラン大会運営の大部分を補助し、選手と運営が共同体となり、大会を作り上げる」
トレラン大会運営における様々な課題点や改善点をアプリ一つで解決できる環境を提供し、大会自体を選手と運営が一体となって作り上げられる環境を提供することを目的とする。その環境の定義内に選手の安全面なども含まれる。
本アプリでは、アスリートやイベント主催者、サポーター、応援者向けに、レース中のチェックポイント通過状況をリアルタイムで確認・記録できるサービスを提供し、競技中の位置情報を効率的に管理し、データをクラウドに保存することで、時間やリソースの削減を図る。また、自動でゴールタイム、順位を記録できる機能を提供する。
開発の目的
「記録計測システム、位置情報把握システムを従来よりも安価かつ、導入のハードルを下げてサービスを提供する」
アスリートや応援者、主催者がリアルタイムでチェックポイント通過状況を確認できるようにすることで、レース運営やサポートのストレスを低減し、よりアスリートファーストでレース運営、サポートができる体制を整えることと原則手動での記録や更新が不要となり、データの正確性と信頼性が向上させることを目的とする。
ターゲットユーザー
- アスリート
- トレイルランニングレース、ウルトラマラソンなどの大会参加者
- アスリートの応援者・サポーター
- アスリートのリアルタイムのパフォーマンスデータを把握したい人、応援したい人
- レース主催者
- レースの管理や選手の進捗状況を確認するためのツールとして利用する。エイドサポーターやスイーパーなど、大会参加者の位置情報を把握することで円滑な大会運営に寄与する人。
主要機能
- チェックポイント通過状況の確認
- 経過時間の記録
- リアルタイムでのデータアクセス
- 記録自動計測機能
動作フロー (サービス利用者側)
- ユーザーがアプリを立ち上げ、「大会参加者はこちら」ボタンをタップ。
- 必要項目を入力し、「準備完了」ボタンをタップ。
- イベントコードは参加者へ事前に配布されるものとする。
- 再度イベントコードを入力し、「位置情報を送信開始」ボタンをタップ。
- 位置情報使用許可を”常に許可”を選択しておく必要がある。
- 位置情報がデータベースへ送信が開始される。
- この後、ユーザー側が行うことはない。アプリをタスクキルしないということのみ。
- 各チェックポイントを通過すると、自動的にFirestoreにデータが保存され、進捗が表示される。
- レース終了後、アスリートやコーチは、アプリ内で各チェックポイントの通過時間を確認できる。
動作フロー (サービス利用運営者側)
- アプリ内で「大会運営者はこちら」ボタンをタップ。
- 必要項目を入力し、大会コードの発行申請を実施。
- TrailLink運営からメールが届き、やり取りを行う。必要に応じてWEB会議実施。
- ヒアリング後、TrailLink運営から見積もりを提示される。
- 承諾した場合、システム使用に必要なものをTrailLink運営へ一式提供する。
- 発行されたイベントコードを大会当日までに参加者へ通知する。
- TrailLinkから派遣されてきた者がシステム面から運営の補助を行う。
ユースケース
- トレイルランニングレース・ウルトラマラソン
- 主催者が参加者の進捗をリアルタイムで把握し、緊急時対応を迅速に行う。
利便性とメリット
- リアルタイムモニタリング
- チェックポイント通過の情報を即座に把握できる。
- データ管理の効率化
- クラウド上でデータを一元管理し、手動入力の手間を削減。
- 高精度のトラッキング
- GPSとGPXデータを活用することで、正確な位置情報と時間を記録。
デメリット
- インターネット依存
- Firestoreを使用するため、リアルタイムのデータ更新には安定したネット接続が必要。
- バッテリー消費
- GPS機能を継続的に利用するため、デバイスのバッテリーが早く消耗する可能性がある。